私の蛙化と自己肯定感

こんばんは、蛙持ちのまふゆです。

「蛙持ち」とは、そういう用語が存在するのではなく、蛙化現象(両想いの相手に嫌悪感を抱く現象)を起こしてしまう人、という意味で私が勝手に作った名称です。

 

今回は、私の蛙化現象と自己肯定感の話。

 

蛙化現象が起きる要因として自己肯定感の低さがよく挙げられますが、まさに自分もそうだったなと思ってます。

 

私は、魅力のない自分なんて、誰かに好きになってもらえるわけがない、と強く信じてたところがあります。

 

まあ、正直この思考は彼氏ができた現在でも完全に払拭できているわけではないんですけど。

この自己肯定感の低さには波があって、ついこの間も沈み切って「こんな自分のこと、この人が好きなはずないのでは…?」というネガティブ思考に陥り、結果的に彼氏を少し困らせました。すまん。

 

弁解をすると、相手の“好き”という感情を否定したり、疑ったりしてるわけではないです。

「もっと好きって言ってよ!」「行動で示してよ!」とかそういうことでも毛頭なく、とにかく自分に自信がなくて「そんな自分が大切にされるなんて思うなよ、自惚れるなよ」と自分に言い聞かせたくなる感覚が、近いんじゃないかと思います。

 

それでも、「そう言われると、自分の“好き”を受け入れてもらえてない気がして悲しい」と言われ、反省しました。

 

・・・こんな感じで今も波はあるものの、それでも徐々にこの自己肯定感の低さは改善したと思っていて、それも蛙化現象を今引き起こしてない要因になってるんじゃないかなと思ってます。

 

自己肯定感が底辺だった頃、“自分みたいな人間には許されない”と、自分に対して禁止していることがたくさんある気がします。

 

蛙化現象 全盛期の禁止事項は、例えばこんな感じでした。

 

  1. 自分から誰かを好きになること →迷惑になるから。
  2. 男性に可愛いと思われたい、と思うこと →どうせ可愛くなれないのに、無意味だから。
  3. 可愛い、とされる行動をとること →キモいから。
  4. 女性が好むとされている食べ物・飲み物(パンケーキ / タピオカ / チーズ など)を人前で好んで口にすること →お前が食うな、と思われそうだから。

 

こう書き出して客観的に読み返すと、我ながら意味不明なルール作ってんなーと思いますね。

以下、当時思っていたことと今の簡単な比較。

 

1. こちらから誰かを好きになること

魅力のカケラもない奴から好かれるのは、迷惑だし。

万が一相手も好意を寄せてくれた場合、蛙化現象を起こして絶対に迷惑をかけるし、という感じ。

なので誰かのことを好きかもしれない、とか思っても「いやそれは恋愛感情じゃないから」と押し殺そうとしてました。

 

今の彼氏を好きになった時も正直ちょっとそう思ったけど、結果的に彼氏を好きになれたので、これはとりあえず改善したということにしておきます。

現時点でほかに誰かを好きになる可能性がかなり低いので、これ以上は検証しようがないのもあるし。

彼氏を好きになった時は、ちょうど数年に一度オリンピックのように訪れる「パートナーを見つけたい、恋愛を諦めたくない」と本気で思っていた時期だったので、思い切りがあったのもかなりあります。

 

2. 男性に可愛いと思われたい、と思うこと

身体・性自認ともに女性、恋愛対象が男性なので、男性からの目線にフォーカスして話します。

男性から可愛いと思われるはずがない、可愛いと思われたいとか考えるのは無意味だと思ってました。

どうせ魅力がないのに、変に努力してイタい奴になりたくない、みたいな恥ずかしいほど歪んだ考えです。

 

ちなみに、ある程度身だしなみに気を遣うのはOK。理由は、あまりにひどい状態で外に出ると周りを不快にさせるから。

(これはまあ今も思ってる。)

 

今の彼氏と付き合ってからは「彼氏に可愛いと思われたい自分」をかなり認められるようになったんじゃないかなーと思います。

ビデオ通話の時とか、実際に会ってデートみたいな時、服選びやメイクを張り切ってる自分を見て思わず「きっしょ」と思ってしまう瞬間もあったけど、鏡に映る自分を見ながら「張り切ってええんやで。そらー好きな人ですもの、可愛くなりたいじゃん!分かる!」とか無理やりにでも肯定的なことを言っていた記憶がある。

いわゆるアファーメーションというやつで、これ自体に本当に意味があったのかは分からないけど、でももしかしたら関係があるのかもと思ってる。

 

3. 可愛い、とされる行動をとること

せやかて工藤、周りに「ブスのくせに、可愛いと思われたがってるw」とか思われたら死ぬほど恥ずかしいやん?と思ってた。

これ、実はかなり厄介。

一般的に可愛いと思われるだろうな、という行動はもちろんNGなうえ、自分は「こうしたら可愛いでしょ」なんて思わずにしたことでも、誰かから(たとえ冗談でも)「可愛いこと言うね」とか「そういうとこ、女の子っぽいね」のように言われると、その瞬間からその行動もNGになってしまいます。

なので、やってはいけないことで雁字搦めでした。うっかりやってしまった日には、台反省会という名の闇落ち状態。

 

これも、今ではかなり改善されたと思います。

改善されたというか、今の彼氏の前では「この行動は果たして女子っぽいだろうか…?」とか気にしなくなりました。

今となっては、彼氏にわざとあざといテクみたいなのをやってネタにしているので、もう怖いものはない。

 

4. 女性が好むとされている食べ物・飲み物(パンケーキ / タピオカ / チーズ など)を人前で好んで口にすること

これは、「はぁ?」ですね。「はぁ?」でしかない。考えすぎです。

でも、全盛期は本気で気にしてた。生きづらかったなあ・・・(遠い目)

 

自己肯定感が低いことは自覚していて、恋愛をするためにはまず自分で自己肯定感を上げてからじゃないと、と思ってましたが、結論から言うとそんなことなかった。

 

というか、自分の力だけで自己肯定感を上げるのはかなり難しいと思う。

私の場合は、自分で認めてあげても、その自分のことを信用してないから自分に対して「いや、お前に言われてもw」みたいな気持ちになって堂々巡りでした。

 

自分が自己肯定感を上げるには、

  • 自分以外の人に肯定してもらうこと と
  • その言葉を自分で受け入れる努力

が必要だったと思ってます。

自己肯定感が低いと、この2番目がすごく難しい。どうしても「可愛いって言葉信じちゃって、お前いま勘違い女やってんぞ」ともう一人の自分が囁いてくる。

それを振り切って、というか「勘違い王に、俺はなる!(自棄)」みたいな開き直りをして、徐々に受け入れられるようになりました。

 

なので、いま好きかもと思っている人がいる蛙持ちで、同じく自己肯定感が地を這っている方も、何か一歩踏み出せたらいいなぁと思います。

 

上手にまとめられませんが。

つい最近自己肯定感が暴落したことをきっかけに、自分の自己肯定感について考えてみました。

 

おやすみなさい。