私の蛙化と彼氏との出会い方
こんばんは、蛙持ちのまふゆです。
「蛙持ち」とは、そういう用語が存在するのではなく、蛙化現象(両想いの相手に嫌悪感を抱く現象)を起こしてしまう人、という意味で私が勝手に作った名称です。
私が蛙化現象を本格的に起こさないまま、彼氏と比較的長く付き合えてる要因の一つに、彼との出会い方があると思ってる。
ので、今回はその話です。
結論から言うと、現在の恋愛において蛙化にそこまで悩まずに済んだのは、彼氏がチャットアプリで出会った全く知らない人だったからじゃないかなーと思ってます。
登録不要のアイコンすらないアプリだったので、しばらくはお互い顔すら知らない、全く知らない人同士でした。
初めから素で話してる相手なんだから取り繕う必要が全くなく、最悪関係を切ってしまえると思えることが、私にとって安心材料になりました。
(もちろん、知らない人だから何言ってもいい、傷つけてもいいとかそういうことではないです。)
「迷惑をかけちゃうかもしれない」「どうせダメになるだろう」と歯止めをかけようとする気持ちに打ち勝って、「頼ってみちゃえ」と一歩踏み出す勇気というか、大胆さに繋がったかな、と思っています。
・・・とは言え、ネット上の関係ながら数週間でかなり仲良くなったので、蛙化について打ち明ける時には相当な勇気が要りましたけど。
というわけで、私が彼氏とどう出会ったのか書いてみるので、お暇で興味があったら読んでみてください。
簡単に時系列を追ってまとめると、こんな感じ。
チャットアプリでたまたまチャット相手になる。
(登録不要で、チャットページに入るとコンピューターが無作為に2人選び、1つのチャットルームに入れてくれるシステムでした。)
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相手の身の上話が佳境に入ったところで私が退出しなくてはいけない時間になり、それまでの会話が楽しかったのもあってラインを交換。
↓
その日から毎日ラインで会話。お互いの好きなことについて話しながら、「こんなことしたー」「こんな服着たー」のついでにお互い顔が映った写真もちょこちょこ送り合うようになる。
(この時期、相手に対して全く何も思ってなかったので、「ブスと思われるのでは…」とかいう心配すらなかった。)
↓
しばらくして休みの日・仕事終わりに通話もするようになる。
この1回目の電話で、「もしかして、相手のことが好きかもしれない」と自覚。
その前に話しておかないと、という謎の義務感で数回目の電話のとき蛙持ちを告白。
↓
蛙化について話した数日後、「ちなみに今は好きな人いるの?」と聞かれ、勢いで告白を決意。
(結局、自分からはなかなか言い出せず「自分から言う」と向こうが告白。ここで両想いを知る。)
数県をまたぐ遠距離で、会ったこともないまま交際スタート。
↓
約1か月後、相手が初めて私の地元に来て初対面。
それから2度の行き来を経て、私が引っ越して遠距離終了。
(私が、パソコンさえあればどこでもできる仕事をしていたので、結構簡単に引っ越しを決めました。)
という、自他共に認める、かなり特殊な出会い方&展開です。
ラインでしょうもない話もちょっと真面目な話も、文字通り何でもするほど心の距離は近い存在ではありつつ、一方で顔を合わせたことが一度もないという不思議な関係。
彼は、私にとって非現実的というか、ちょっとだけ架空の登場人物ような、リアルでかかわる友達や異性とは違った存在でした。
大事だけど、大事にしすぎなくていい、気を遣いすぎなくていい存在で、そういう感覚も、相手に言ってみたいとかやってみたいと思うことを、実際にやってみる背中を押してくれたような気がしています。
あと、マッチングアプリのように「恋愛をすることが前提」の出会い方でなかったのも、蛙化を含めいろんなことを打ち明けやすい要因でした。
ここまで読んで、「こんな特殊な出会い方じゃないとうまく行かないのか」とがっかりされた方、ごめんなさい。
もちろんこれが正解とは思わないし、推奨するわけでもないです。
まとめると、「うまく行かなくたっていいや」「蛙化が出ちゃったっていいか」と完全ではないものの開き直れたというか、思い切れたことが、蛙化克服の大きなきっかけになった気がしているので、この考え方が何かの参考になればと思います。
「この人と恋愛をするんだ」と決めてかからず、リアルでもオンラインでも、仕事や学校など日常生活で関わっていかなきゃいけない人ではなく、ある意味他人事になれる存在にもし出会えたら、ちょっと打ち明けてみるのもいいかもしれません。
また長くなってしまいましたが、今日はこの辺で。
おやすみなさい。
私の蛙化と自己肯定感
こんばんは、蛙持ちのまふゆです。
「蛙持ち」とは、そういう用語が存在するのではなく、蛙化現象(両想いの相手に嫌悪感を抱く現象)を起こしてしまう人、という意味で私が勝手に作った名称です。
今回は、私の蛙化現象と自己肯定感の話。
蛙化現象が起きる要因として自己肯定感の低さがよく挙げられますが、まさに自分もそうだったなと思ってます。
私は、魅力のない自分なんて、誰かに好きになってもらえるわけがない、と強く信じてたところがあります。
まあ、正直この思考は彼氏ができた現在でも完全に払拭できているわけではないんですけど。
この自己肯定感の低さには波があって、ついこの間も沈み切って「こんな自分のこと、この人が好きなはずないのでは…?」というネガティブ思考に陥り、結果的に彼氏を少し困らせました。すまん。
弁解をすると、相手の“好き”という感情を否定したり、疑ったりしてるわけではないです。
「もっと好きって言ってよ!」「行動で示してよ!」とかそういうことでも毛頭なく、とにかく自分に自信がなくて「そんな自分が大切にされるなんて思うなよ、自惚れるなよ」と自分に言い聞かせたくなる感覚が、近いんじゃないかと思います。
それでも、「そう言われると、自分の“好き”を受け入れてもらえてない気がして悲しい」と言われ、反省しました。
・・・こんな感じで今も波はあるものの、それでも徐々にこの自己肯定感の低さは改善したと思っていて、それも蛙化現象を今引き起こしてない要因になってるんじゃないかなと思ってます。
自己肯定感が底辺だった頃、“自分みたいな人間には許されない”と、自分に対して禁止していることがたくさんある気がします。
蛙化現象 全盛期の禁止事項は、例えばこんな感じでした。
- 自分から誰かを好きになること →迷惑になるから。
- 男性に可愛いと思われたい、と思うこと →どうせ可愛くなれないのに、無意味だから。
- 可愛い、とされる行動をとること →キモいから。
- 女性が好むとされている食べ物・飲み物(パンケーキ / タピオカ / チーズ など)を人前で好んで口にすること →お前が食うな、と思われそうだから。
こう書き出して客観的に読み返すと、我ながら意味不明なルール作ってんなーと思いますね。
以下、当時思っていたことと今の簡単な比較。
1. こちらから誰かを好きになること
魅力のカケラもない奴から好かれるのは、迷惑だし。
万が一相手も好意を寄せてくれた場合、蛙化現象を起こして絶対に迷惑をかけるし、という感じ。
なので誰かのことを好きかもしれない、とか思っても「いやそれは恋愛感情じゃないから」と押し殺そうとしてました。
今の彼氏を好きになった時も正直ちょっとそう思ったけど、結果的に彼氏を好きになれたので、これはとりあえず改善したということにしておきます。
現時点でほかに誰かを好きになる可能性がかなり低いので、これ以上は検証しようがないのもあるし。
彼氏を好きになった時は、ちょうど数年に一度オリンピックのように訪れる「パートナーを見つけたい、恋愛を諦めたくない」と本気で思っていた時期だったので、思い切りがあったのもかなりあります。
2. 男性に可愛いと思われたい、と思うこと
身体・性自認ともに女性、恋愛対象が男性なので、男性からの目線にフォーカスして話します。
男性から可愛いと思われるはずがない、可愛いと思われたいとか考えるのは無意味だと思ってました。
どうせ魅力がないのに、変に努力してイタい奴になりたくない、みたいな恥ずかしいほど歪んだ考えです。
ちなみに、ある程度身だしなみに気を遣うのはOK。理由は、あまりにひどい状態で外に出ると周りを不快にさせるから。
(これはまあ今も思ってる。)
今の彼氏と付き合ってからは「彼氏に可愛いと思われたい自分」をかなり認められるようになったんじゃないかなーと思います。
ビデオ通話の時とか、実際に会ってデートみたいな時、服選びやメイクを張り切ってる自分を見て思わず「きっしょ」と思ってしまう瞬間もあったけど、鏡に映る自分を見ながら「張り切ってええんやで。そらー好きな人ですもの、可愛くなりたいじゃん!分かる!」とか無理やりにでも肯定的なことを言っていた記憶がある。
いわゆるアファーメーションというやつで、これ自体に本当に意味があったのかは分からないけど、でももしかしたら関係があるのかもと思ってる。
3. 可愛い、とされる行動をとること
せやかて工藤、周りに「ブスのくせに、可愛いと思われたがってるw」とか思われたら死ぬほど恥ずかしいやん?と思ってた。
これ、実はかなり厄介。
一般的に可愛いと思われるだろうな、という行動はもちろんNGなうえ、自分は「こうしたら可愛いでしょ」なんて思わずにしたことでも、誰かから(たとえ冗談でも)「可愛いこと言うね」とか「そういうとこ、女の子っぽいね」のように言われると、その瞬間からその行動もNGになってしまいます。
なので、やってはいけないことで雁字搦めでした。うっかりやってしまった日には、台反省会という名の闇落ち状態。
これも、今ではかなり改善されたと思います。
改善されたというか、今の彼氏の前では「この行動は果たして女子っぽいだろうか…?」とか気にしなくなりました。
今となっては、彼氏にわざとあざといテクみたいなのをやってネタにしているので、もう怖いものはない。
4. 女性が好むとされている食べ物・飲み物(パンケーキ / タピオカ / チーズ など)を人前で好んで口にすること
これは、「はぁ?」ですね。「はぁ?」でしかない。考えすぎです。
でも、全盛期は本気で気にしてた。生きづらかったなあ・・・(遠い目)
自己肯定感が低いことは自覚していて、恋愛をするためにはまず自分で自己肯定感を上げてからじゃないと、と思ってましたが、結論から言うとそんなことなかった。
というか、自分の力だけで自己肯定感を上げるのはかなり難しいと思う。
私の場合は、自分で認めてあげても、その自分のことを信用してないから自分に対して「いや、お前に言われてもw」みたいな気持ちになって堂々巡りでした。
自分が自己肯定感を上げるには、
- 自分以外の人に肯定してもらうこと と
- その言葉を自分で受け入れる努力
が必要だったと思ってます。
自己肯定感が低いと、この2番目がすごく難しい。どうしても「可愛いって言葉信じちゃって、お前いま勘違い女やってんぞ」ともう一人の自分が囁いてくる。
それを振り切って、というか「勘違い王に、俺はなる!(自棄)」みたいな開き直りをして、徐々に受け入れられるようになりました。
なので、いま好きかもと思っている人がいる蛙持ちで、同じく自己肯定感が地を這っている方も、何か一歩踏み出せたらいいなぁと思います。
上手にまとめられませんが。
つい最近自己肯定感が暴落したことをきっかけに、自分の自己肯定感について考えてみました。
おやすみなさい。
ざっくり自己紹介
こんばんは、蛙持ちのまふゆです。
初回は、ざっくり自己紹介の回。
わたしの基本情報は、こんな感じ。
- 20代後半。
- 身体、性自認ともに女。恋愛対象は男性。
- フリーランサー、在宅ワーカー。ワンルームのちっちゃな部屋で、ちまちまパソコンに向かう毎日。
- 16歳で初めての彼氏ができるも、付き合った直後から相手に嫌悪感を抱きはじめ、交際わずか1か月弱で別れを切り出す。この時から約十年間、いわゆる“蛙化現象”に苦しむ。
- 昨年、ある男性とネット上で知り合う。この方の協力あって“蛙化現象”を克服(?)し、現時点で、約半年間交際中。
ブログタイトルの「蛙持ち」は専門用語でもなんでもなく、蛙化現象を引き起こす人という意味で自分のことを勝手にそう呼ぶことにしました。
“蛙化現象”についての情報はネット上にあふれているので、ご存知の方も多いかもしれませんが、ものすごくざっくり説明すると「自分が好意を抱いた相手と両想いになると、相手が嫌いになってしまう」という厄介な現象です。
ちなみに、情報の最後「克服」の部分に(?)が付いている理由は、いまの自分が
- “蛙化現象”そのもの(もしくは現象を起こす原因)が自分から消え去って、恋愛関係を(誰とでも)結べるようになった
のか、
- たった今、なんらかの要因でたまたま現象が発生していない
のかが、正直自分では分かっていないからです。
ここに体験談とか思うことを書いていきながら、自分でも考えていこうと思っているところです。
というわけで、蛙化現象に関する専門知識があるわけでも、「完全に克服した!」と言い切れるわけでもありませんが、蛙化に悩んだ一個人としていまの自分の経験とか考えを書くで、同じく蛙化に苦しむ誰かの目に留まって、少しでもその方の克服のきっかけになれば、と思います。
「ざっくり」のはずが、長くなっちゃいました。お恥ずかしい。
次回からは、私たちがどうやって蛙化を乗り越えてきたのかについて、少しずつ書いていこうと思います。
それでは、おやすみなさい。